2016年11月29日火曜日

コンテナ学(原材料学)

田中太郎の田は田んぼの田、どうもKKです。
今日はみなさんが口にする食品などの原材料について説明します。
お菓子やジュースを買った時にちらっとくらいは見るあの原材料のことです。
今日の講義は特にアドを稼いだりということは無いです。

ところで、牛乳や卵の原材料ってなんて書いてあるか知っていますか?
見たこと無いので知りませんが、たぶん牛乳なら「牛」、卵なら「鶏」って書いてあります。
という話を知り合いとしていたところ、絶対違うと否定されてしまったので、僕なりに原材料名が何なのかを考えようと思います。

そもそも原材料名ってなんで表記するのでしょうか?
食品衛生法で決まっているから…(本当に食品衛生法かどうかは知らない)。じゃあ、なんで食品衛生法で表記が義務付けられているんでしょうか?
答えは、我々消費者がその食料品が何で出来ているかを知りたいからです。
だから僕は初めに、牛乳は牛の一部だし、卵も鶏の一部であると思いました。
何で出来ているかわからないものなんて食べたく無いですよね。
またアレルギーをお持ちの方からしましたら表記されていないと困ります。
では、それを踏まえて実際の原材料の表記のされ方を見てみましょう。

例1 ジュース
ジンジャエールの原材料名です。明らかにチャプチャプしていましたが、水は書かれていないようです。果糖ぶどう糖液糖が何かはよくわかりませんが、酸味料、香料、カラメル色素などが入ってるようです。なんとなくジンジャエールがわかった気がします。

例2 芋けんぴ(蜜がけしてないらしい)
すごくシンプルです。芋と油だけのようです。でもちょっと疑問に思いません?植物油脂って何でできているんだろう?って。先程僕が書いた原材料の定義(赤字のとこ)からしたらそんなことは疑問に思ってはいけません。植物油脂は植物油脂なのです。

例3 菓子パン
えぇ…。マーガリンにもキャラメルソースにも原材料あると思うんですけど。しかしこれも先程の定義からすればマーガリンが含まれているのです。消費者にはマーガリンに含まれる何かはどうでも良いのです。

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、先に書いた定義が少しおかしいようです。
まぁおかしくはないかもしれませんが、その原材料をどこまで遡るかが食品によって違うようです。
同じ飲料類でも、天然水は「水」とありますが、清涼飲料水は水の表記がなかったりしますね。

そこでこれは、それ単体で食品として成り立つかどうかに関係してくるのでは無いかと考えました。
飲料は例外ですが、例えば調味料はかなり細かく、一方上のような単体で美味しく食べられるものは割りとざっくり書いている傾向のようです。
流石に醤油の原材料名に「醤油」と書いてあるとラベルを引きちぎりますが、「食塩、アルコール…」等と書いてあれば納得ですね。一方ラーメンの原材料名なんかには平気で「粉末醤油」とか書かれてたりします。
で、微妙なのが飲料です。水類は基本的に「水」や「天然水」等書かれているのですが、ちょっと味がついたりすると急に水は書かなくなります。まぁ書かなくてもわかるからでしょうね。

以上より、大体原材料の概念がわかったと思うので色々な食品の原材料を予想してみましょう。

例 ワイン
まぁ「ブドウ」辺りでしょうねぇ。

例 炭酸水
以前に見たことがあります、「水、二酸化炭素」と書かれていました(正解)。

例 生クリーム
泡立てたらおいしいので「生クリーム」でしょうね。

例 メープルシロップ
国民の大半がこれを「舐める」ものと思っていたら原材料も「メープルシロップ」で良いと思うのですが多分違うので「カエデ」だと思います。

ここでちょっと疑問が湧いてきますよね。野菜とかってどうなってるんだろう…と思いません?
大根の原材料ってなんだと思います?
大根を食べる本質としては、大根を食べることでエネルギーを摂取することだと思うので大根のエネルギーになりうる原材料を書くべきですが、糖類、デンプンとか書いても仕方ないので「土、肥料、日光」辺りになると思います。
私達消費者は大根の成分が知りたいわけでは無く、大根がどのようにエネルギーを持ったかを知りたいのですね。

それでは最初に僕が言った牛乳と卵はどうなるのでしょうか?
両方そのまま食すことができますが、牛乳はともかく卵は加熱したりして食べることが多いですね。牛乳もお菓子等に良く混ぜて使うので、原材料を「牛乳」、「卵」としてしまうのは少しナンセンスです。
牛乳がどっから来たのかを考えると、牛です。牛乳が牛の乳であることは明確です。さらに牛は何から出来ているのかを考えると、その牛のお母さんですね。
これ以上遡っても牛の家系図が出来上がるだけなのでこの場合原材料は「牛」となります。
卵も同様です。卵は鶏が産みました。その鶏は卵から生まれました。その卵はその鶏の親鶏から生まれました。アレ?どこで切るかによって「鶏」、「卵」の二通りが考えられます。
いわゆる「卵が先か鶏が先か」の問題なのですが、さすがに卵の原材料に「卵」と書くのはナンセンスですのでここは「鶏」となります。

ここまでわかれば世の中の大体のものの原材料が推測できるようになりましたね。
みなさんが有用な知識を身につけたところで、今回の講義お死枚とさせていただきます。

確認したところ牛乳の原材料は「生乳」、卵の原材料はありませんでした。

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