2024年2月8日木曜日

Valorant学【プリメイド編】

弾いて守って時間を稼ぐ。そうすれば他の仲間が楽になる。

「弱い駒が強い駒の働きを止めてる」ってのが、既に戦果としては充分なんだ。

戦場で自分の力を見誤ると、死ぬぞ


KKのKはコンテナのK。どうもKKです。
仕事が年度末にかけての緩やかな終わりを迎えており大変暇なので執筆作業をしていたら記事が出来たので投稿します。

最近プレイしているFPSゲーム"Valorant"についての記事になります。


【目次】

●試合展開のあれこれ
 ▲大前提
 ▲第1段階:情報収集
 ▲2段階:進入
 ▲3段階:制圧
●まとめ

更に知りたい方は下記へ
●エリア危険度についての補足
 ▲エリア危険度の考え方
 ▲スキルがエリア危険度に及ぼす影響

●スキルオークションについて補足
 ▲入札上限を決めておく。
 ▲オークション戦術
●まとめ

●試合展開のあれこれ

攻撃側の第一目標はスパイクの設置となります。

攻撃側は以下のフローを重ねて、設置エリアまでたどり着き第一目標のスパイク設置を目指します。

1段階:情報収集

2段階:進入

3段階:制圧


▲大前提

正面の撃ち合いに勝てるなら上記はすべて無視出来ます。

撃ち合う→撃ち合う→撃ち合う→制圧がまかり通りますから。

でもあなたがチートでも使っていない限り、絶対勝てる撃ち合いなんて存在しないので正しくプレイしましょう。


▲1段階:情報収集について

2段階:進入に移行する前に「誰が・何人・どこで」守っているかを可能な限り知る必要があります。

敵が4人いるエリアへ進入するか、1人しかいないエリアへ進入するかでは当然難易度が変わってきますから。

情報を得る方法として

1.直接覗く

2.索敵スキルで確認する

3.敵からのリアクション(足音・銃声・スキルなどで判別する)

上記の3つが一般的です。


例えば攻撃側がエリアにボルトを入れた時に、

1.レイズのペイント弾が返ってきた

2.セージのスロウオーブが返ってきた

3.リコンボルトを壊す銃声が聞こえた

と同時に3つのリアクションがあれば、少なくともこのエリアを3人以上で守っていることが分かります。


こうした情報を以て攻撃側は「このまま前進して2段階:進入に移行するか」「切り返して他のエリアの情報を収集するか」を判断することになります。


▲2段階:進入

情報収集が完了すれば2段階:進入に移行します。

このゲームは各エリアの入口がチョークポイントと呼ばれる絞られた地形になっており、かつ防衛側は複数人でそのポイントへ射線を通せるため、進入時が最も危険な時間になります。


その危険度を軽減するために攻撃側はスキルを使用して危険度を下げる必要があります。

凄く単純に言ってしまうと、危険度3のエリアへの進入危険度を0にしたい場合、最低でも3つのスキルを投資する必要があります。


▼スキルオークションの考え方

「戦術で勝負するときは敵の戦術のレベルを計算に入れる」

全FPS民の教科書<ワールドトリガー>にも書いていましたが、敵もエリアの危険度が下がるのを黙って見ているわけではありません。


こちらがスキルを投資すると敵もエリア危険度を上げるためにスキルを返してきます。

具体的にスキル名を使って説明すると下記の流れになります。


1.攻撃側ソーヴァがオウルドローン(400c)を使って情報収集

2.防衛側オーメンがパラノイア(250c)を使用して攻撃側の進入を抑止

オークションの最終目標は「可能な限り低価格で商品を競り落とすこと(エリアへ進入すること)」なので、この時点で攻撃側がエリアへ進入出来ていなければ400-250=150c支払ってエリアが取れていないことになるので負けです。


では2.防衛側オーメンのパラノイアの後に

3.ブリーチがフラッシュポイント(250c)を使って進入に成功したとしましょう。

そうなったのであれば400-250+250=400cの支払で攻撃側はエリアの進入に成功しているので、攻撃側の勝ちという形になります。

こうしたスキルの攻防を「スキルオークション」※1と呼びます。


▲3段階:制圧

スキルオークションを経て、チョークポイントの突破が出来たらサイト内へなだれ込み敵を排除し、エリアを制圧する必要があります。

この時に攻撃側が「どれだけのリスクを許容して」「どれだけ奥のエリアまでを制圧するか」が後の展開を大きく左右します。


というのも攻撃側がスパイクを設置した後は攻撃側と防衛側の立場が逆転し、防衛側が情報収集→進入→制圧のフローを踏んでスパイク解除を目指す必要があるからです。※防衛側の取り返しを「リテイク」と呼びます。

防衛側のリテイク準備が整う前に攻撃側が防衛側の支配領域を侵せていると、防衛側がエリアを取り返すために使用するスキル数が増え、スパイクを解除する最終局面時に使用出来るスキルが少なくなっていきます。


●まとめ

1.エイムはすべての戦術を破壊出来るが、100%のエイムはないので正しくプレイすべき。

2.目・耳でエリア状況を偵察し、エリア危険度を把握する。

3.スキルはエリア危険度を下げられる。

4.敵からのカウンターを想定しておき、落ち着いて目的を達成する。

5.エリア制圧時にどこまでリスクを冒すかはあらかじめチームで認識を共有しておく。冒したリスクに見合うリターンは絶対にある。





更に知りたい方は下記へ

●エリア危険度についての補足

▲エリア危険度の考え方

エリア危険度は「誰が」そこにいるかによって変動します(12/4/1のKAY/Oが守っているか、0/8/2のレイナが守っているかでは当然危険度は変わる)。

が最初は射線の数だけで考えて問題ないです。

例えばアセントのBサイト、防衛側はサイト入口に対して

「CTベース」

「ロウワー」

「マーケット」

「スイッチ」

「薪」

「アッパー」の計6射線を通せるため危険度6の激ヤバエリアといった具合です。


▲スキルがエリア危険度に及ぼす影響

2段階:進入での説明では便宜上、スキル1つでエリア危険度が1増減するという説明になりましたが、当然スキルによって危険度へ及ぼす増減値は変わってきます。

増減値についても、そのスキルでどれだけの射線を潰せるかの考え方になります。


例えばアセントBサイトは危険度6と説明しましたが、マーケット上部のキリンの看板にソーヴァのリコンボルトを使うと「スイッチ」「薪」を照らすことが出来るため、1スキルでアセントBサイトの危険度を2減らすことが出来ます。

後は「CTベース」「マーケット」をスモークで塞いで「アッパー」へフラッシュを入れれば、デュエリストは対「ロウワー」のみの危険度1のエリアで戦うことが出来ます。


●スキルオークションについて補足

▲入札上限を決めておく。

1人が1ラウンドに使用出来る有償アビリティは700~800c程度、無償アビリティも同じ価値と換算するとチームとして1ラウンドに5,000c分のアビリティを投資出来ます。


スキルオークションが発生するタイミングは大きく分けて

1.サイト前エリアへの進入→制圧時

2.設置サイトの進入→制圧時

3.設置後のサイト防衛時

の計3回あります。


単純に考えれば5,000cの内66%の3,300cを制圧までに使用しても問題ない形になりますが、その場合設置後のサイト防衛時に1,700cしか使えずスキルを温存した敵にスキル差で圧迫される可能性が高いので、スキルオークションにおいてはギリギリで競り勝つ、もしくは敵を倒してスキル量を減らしてしまうことが大事になります。


▲オークション戦術

スキル"オークション"とはよく言ったもので、「相手の戦意を削ぐ大幅なbet」や「落札意志のない入札」など実際のオークションで見られる行為もよく見られます。


1.戦意を削ぐ大幅なbet

初手Ultが分かりやすい例で、ラウンド開始直後にフェイドUltやキルジョイUltなどの強力なUltをぶっぱなします。

流石にUltに対抗してまでオークションをしようという敵は少なく大抵の敵は撤退を選択するため、オークションの過程をすっ飛ばしたい時は一度に大量のスキルを投資するのもアリです。


2.落札意志のない入札

本来のオークションは商品を落札する意志のある人間のみが参加すべきですが、Valorantにおいては落札意志のない入札も立派な戦術の一つに入ります。

例としてソーヴァのリコンボルトやブリーチのフォールトライン、オーメンのダークカバーなどの時間経過で再度使用可能になる無償スキルと、敵の有償スキルをトレードする方法が一般的です。

0-1トレードが成功したらエリアへは進入せずに撤退、これでチームとして有利を得ることが出来ます。


●まとめ

1.エリア危険度1 = 1射線。

2.スキルがエリア危険度に与える影響度 = そのスキルで何射線をカバー出来るか。

3.スキルオークションのタイミングは1ラウンドに約3回。総予算は5,000c。

4.スパイク設置は勝敗条件ではなく、スパイクの爆発/解除が勝敗条件。

5.最終局面でスキル差が出ないよう、スキルオークションはギリギリで競り勝つ or キルを取ることが大事。

6.スキルの大量投入は損が大きくなる可能性が高いが、相手を引かせてオークションスキップ出来る可能性がある。

7.無償スキルと有償スキルのトレードは純粋アド。