2016年11月26日土曜日

コンテナ学(統計学)

KKのKはコンテナのK。どうもKKTです。
今日は統計学の講義をしたいと思います。

エリート受講生の皆さんなら瞬時にわかると思いますが、1枚の平たいコインを投げて表が出る確率はいくらでしょうか?
当然0.5、50%ですね。
しかし、だからと言って今2回コインを投げたら必ず裏と表が1回ずつ出るとは限りません。飽くまで限りなくたくさん投げて、統計を取ると50%に近づくというだけです。
統計学とはこの原理を利用して不必要なディスアドを減らす考え方です。

私達人間は普通に生活していても、あらゆる確率に縛られています。
例えば、宝くじはわかりやすい例です。
まず購入したくじがはずれた場合です。

宝くじを買う -アド

はずれる(がっかりする) -アド


続いて当選した場合です。

宝くじを買う -アド

当たる(嬉しい) +アド

当選金を受け取る +アド


簡単ですね。まず宝くじを購入する時にお金を支払うので当然これは-アドです。
次に結果に応じてヒトは喜びや悲しみを感じてしまうのでそれぞれ正負のアドが発生します。
また、当選すれば当選金が入るのでこれは+アドですね。

さて、ここで仮に50%の確率で当たる宝くじを考えてみましょう。
宝くじは1枚300円、当選金も300円とします。
そして、1生涯にKKさんは10000本の宝くじを買うとします。

まず購入時に発生するアドは10000*(-1アド)=-10000アドということになります。 
また購入したくじは、統計学的に見れば当たり5000本はずれ5000本です。
当選すればくじ1枚につき(嬉しい)と(当選金)で+2アドですから、5000*(+2アド)=+10000アド
はずれくじでは1枚につき(悲しい)の-1アドですから、5000*(-1アド)=-5000アド
どなります。
数字が出揃ったところで、KKさんの生涯アドを計算してみましょう。
{-10000アド(購入時の支払い)}+{+10000アド(喜びと当選金)}+{-5000アド(悲しみ)}=-5000アド
これが信じられますか?当たりくじもはずれくじも同じ数なのになんと生涯アドは大きく負になってしまっているのです。KKさんも無念でしょう。

ヒトという生物は、不確定な要素を予想し、自分の思い通りになれば喜び、ならなければ残念がり、また悲しみもします。
このような一喜一憂の概念が我々ヒトをヒトたらしめているということなのですが、ヒトの最も愚かなところでもあります。
上の計算で理解したように、統計学的に喜びと悲しみのアドの和は必ずゼロになります。それにくじの購入額があるので上の例では生涯アドはマイナスとなっています。
皆さんまさかお忘れではないしょうが、これにさらに時間の概念も存在します。
宝くじを購入するのにも時間が必要なのです。すなわちこれは、時間の浪費(-アド)に相当します。
また、確率50%であれば当たったときの喜びと、外れた時の悲しみのアドの大きさは同じですが、はずれ90%、当たり10%だとしても同じことになります。なぜなら、少ない確率を引き当てた時の方が喜びは大きく、大多数だとわかっているはずれを引き当てても悲しみは少ないからです。
ですから、このような確率で一喜一憂していると、その当たりはずれに無関係に総和は0アドとなります。もっと言うと時間の浪費があるので必ず-アドになります。

ということで、-アドになるようなことはやめてしまおう!というのが統計学の教えです。統計学の一部は感情を捨てることである程度緩和可能ですが、堅実に生きるということが最も良いということです。
逆に言うと、悲しいことが続いても、統計学的に見ればこれからたくさんの+アドが待っているということですね。


※運が良いヒトと悪いヒトがいて、この通りにならない場合があります。 


それでは今日はこの辺で。

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